標本箱

その時おもったこと、かんじたことを少しでも形に残せたら。

お手紙を書く意味

お久しぶりです。

 

一時期お仕事がなく色々心配もしていた推しですが、最近は有難いことに忙しく私もたくさん推しを観ることができて嬉しいです。

 

基本的に行く日は必ず一通、マチソワあるのならできたら公演ごとにお手紙を書くことにしている私。

大事な日のお手紙は下書きとか残っていることもあり、ふと見返していましたが昔と書き方変わってきたかもなぁと思い……。

要は推しの仕事が増え、私自身も作品ごとのチケット数も増え、結果として送るお手紙の数がとても増えました。

それと同時に私自身もお手紙を書く時間、内容をまとめる時間が取りづらくなった部分もあり、どうしても一通一通の内容って前より薄くなったなって。

 

そんなことをつらつらと考えていたら、お手紙は私にとってとても大切なものだし何で書いているのかちゃんと振り返ろうって思いました。

ということで私にとってお手紙を書く意味がテーマです(長い)。

 

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お手紙を書く意味

①出席カード

②プレゼントアピール

③気持ちを伝える

④いつかのための言葉として

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これだけじゃなんのこっちゃ、ってなると思うのでひとつずつ説明していきます。

 

①出席カード

大学とかでありませんでしたか?出席カード。

授業に来た時に自分が出席したことを証明するものです。

観劇中、ペンライトやうちわがない限り基本的に観客は役者に対して誰推しであるかをアピールできません。

ファンクラブ先行やキャスト先行チケットが毎回あればいいのですがそうも行きませんしね……。

 

板の上の役者さんってとても孤独だと思うんです。

正解のない稽古期間を経て、たくさんのお客さんの前でそれを披露する。

その時少なくとも自分のことを好意的に観てくれるファンがどれだけ客席にいるのかって、少なからず心の支えになるんじゃないかなって思います。 

明るい舞台から暗い客席なんてろくに見えないだろうし、見えたとしても何百人もいる中から認知してる人だけでも見つけるのなんて大変です。

というかそんなことしてる暇があるなら演技に集中して欲しい。

 

劇中は無理でもせめて終わったあとにどれだけ自分の味方がいたのかを知って欲しい。

来る度に手紙を出すオタクが少しでも多ければ、いつでも一定数は味方がいるって思ってくれるかもしれない。

そうやって少しでものびのびと演技できるお手伝いができたらいいなと思います。

だからできる限り公演ごとにお手紙を出すし、次の観劇日も書くようにしています。

出席カードなので。

 

②プレゼントアピール

①が推し自身へのアピールなら②は制作側へのアピールです。

お花やグッズ、プレゼントと同じように行ける限り手紙をプレボへ入れることで推し目当てのファンがいることをアピールできらラッキーだなぁと思って入れてます。

 

③気持ちを伝える 

お手紙としての本来の意味はここですよね。

私が初めてお手紙を出した動機もこれでした。

推しの素晴らしい演技に感動したこと、それに対する感謝を少しでも伝えたくてお手紙にしました。

どのシーンが良かったか、どう良かったのか。

 

④いつかのための言葉として

最近忘れてたなぁって思っていたのが④です。

ただ気持ちを伝えたくてはじめたお手紙。

書くにつれてひとつの目的がうまれました。

それはいつか推しが役者さんを辞めようって思った時引き留められる言葉にならないかということ。

 

お仕事がある時はオタクは推しへ言葉を伝えられます。

でもそれはお仕事がある時だけです。

私の推しは公演期間外はほとんどSNSも更新しないのでお仕事がない時は事務所やSNSへ自分から送るしか手段がなくなります。

それだって供給がない以上、伝えたい内容はどうしたって薄くなります。

 

お仕事が無く、一番辛い思いをしているであろう時オタクは何もできません。

与える者と与えられる者、役者とオタクの関係って歪で一方通行で。

 

推しが迷って辛くて支えが欲しい時、昔送った手紙のことを思い出してくれたら。

自分のことを待っているファンがいることを思い出してくれたら。

ほんのちょっとかもしれないけど推しが役者さんを続けるための力になるかもしれない。

辞めてしまうとしても幕引きが悲しみではなく充実感を持った結果になるかもしれない。

推しを引き留められるような、そんな誠実な言葉を届けられたらいいなと思います。

 

 

 

私の推しはお手紙を、それにかかった手間や時間をとても大切にしてくれていて。

だからこそ私も丁寧に心を込めてお手紙を送らなければならないなと改めて思いました。

推しが与えてくれた幸せを少しでも形に残す行為。

ひとつひとつ、大切に。